ITのスキルアップはピース数も全体像も分からないままパズルを組み上げるようなもの
IT系の皆さんは特に自主勉強するほど熱心が多いと思う。
IT系の勉強って実装テクニックとかトラブル事例とか経験値を上げるための勉強が多い。
自分もずっと興味ある勉強会へ参加してきたんだけど、あるときふと思った。
ITのスキルアップってピース数も全体像も分からないままジグソーパズルを組み上げるようなものだと。
しかも皆で1つではなく、一人ひとり個別のジグソーパズルを組み上げているからなかなか完成しない。もたもたしていると古いピースは陳腐化して消えてしまう。
これを延々と続けるのだ。
そう思ったら、急に無力さを感じてしまった。
個人がスキルアップを続けるのは良い。無駄どころか、企業は自主的な勉強会へ参加したら交通費を出す等もっと支援すべきだと思う。
いつも企業は人が居ない人が居ないと言ってばかりいないで、それから技術者の個人的なスキルアップばかり期待しないで、誰でもITを構築できるよう考えるべきだと思う。
個人が持っている暗黙知を集成して組織の形式知にして工夫を企業として努力するべき時期が来ていると思う。
そしてその形式知は設計書の形にすべきだと思う。社内のナレッジデータベースを作ったりすると、誰も参照しないでいるとすぐに陳腐化して廃れてしまう。
つまり、設計書とか標準化して中に書いてある目次に従ってある程度までは品質を上げられるようにそろそろ考えるべきが来ていると思う。
その第一歩として社内の設計書等過去の案件を集計したいと思ってたけど、上司が「そんなの意味あんの?」そんなことしているなら外で稼いで来いとばかりに現場へ出されてしまった。
このままだとIT業界はただただひたすら個人のスキルに頼った技術の継承に終わってしまうと危ぐするのだが。